大企業の新入社員の失敗「あるある」10選

大企業の新入社員です。

部署に配属されたばかりで、正直まだ仕事のことがよく分かりません。

やりがちな失敗ってあるんですか?

RYO
ありますね。

私は理系の大学院卒業後、8年間大企業(メーカー)で勤務しました。

若い頃、特に新人時代には色々な失敗をやらかしました。

この記事では、大企業の新入社員の失敗「あるある」10選についてお話しします。

大企業の新入社員の方、これから大企業に入社される方に参考になればと思います。

大企業の新入社員の失敗「あるある」10選

大企業の新入社員の失敗「あるある」10選

報連相が甘い

報連相とは、報告・連絡・相談の3つのことを言います。

新入社員は総じて報連相が甘いです。

甘いというのは、失念していたり、タイミングが遅かったり、内容が不十分だったりするということです。

報連相のうち、特に相談は大事です。

自分では責任が取れないことを、上司に打ち上げて判断してもらわなければならないからです。

エンジニアの仕事であれば、例えば実験で思うように結果が出ていないときなど、終える前に上司に相談してどう進めるか判断をもらうべきです。

私は、実験中に本来であれば相談すべきところを、自己判断で動いてしまい、後で上司にこっぴどく叱られたことがあります。

「この状況で、自己判断で動くなんてどんでもねぇ!」と。

また他にも、仕事をどう進めたらいいか分からないときに、一人でうだうだ悩んでいて上司に相談するタイミングが遅くなっていまったり、

頭の中が整理できていない要領の悪い報告をしてしまい、上司を混乱させてしまったこともあります。

報連相に慣れるためには訓練が必要です。日々練習して上手になるしかありません。

確認不足

上司から受けた指示を勘違いしていることもありました。

あいまいな部分を確認せずに進めてしまい、意図と違っていたということです。

自分の確認不足が原因です。

確認取るべき部分が、分かっていなかったのです。

新入社員は分からないことがたくさんあるので、少しでもあいまいな部分があったら、逐一確認を取った方が良いでしょう。

指示を受けたらすぐに動いて二度手間になる

新入社員は、上司から指示を受けたらすぐに動こうとしがちです。

指示を受けたら、どう動くか? 一回考えて頭の中を整理すべきです。

すぐに動くと必要なことが抜け落ちていて、結局二度手間になることが多いからです。

例えば、取引先に電話して聞かなければならないことがあった場合に、他にも聞くことが無いか? 一度考えた方が良いです。

私が新人の頃、一度取引先に連絡した後に「あ、これも聞いとけばよかった。。」と思って、電話を掛け直しても担当者が外出してしまっていて、コンタクトできないことがよくありました。

そうなると、仕事の効率が悪くなってしまいますよね。

ですので、動く前に頭の中を整理しましょう!

もちろん、考えてばかりでいつまでも動かないのは良くありませんが、そこはバランス良く。

組織を理解していない

自分が所属している組織や、仕事で関わる他の組織のことを理解していないことがあります。

大企業は事業規模が大きいので、どうしても組織構造が分かりにくいものです。

私は、ビジネスパートナーである企業を下請企業と勘違いして接していることがありました。

その企業は、ビジネスパートナーと言っても、私の企業よりも立場が下だったのですが、下請とは全然違います。

何か依頼する際に、やって当然みたいな頼み方をしてしまっていたのです。

(下請企業に対しては、誰でも大なり小なりそういうことをやります。)

ビジネスパートナーなので、相手の意見も尊重すべきものですが、そこを勘違いしておりました。

上の人間の役職を勘違いする

これも組織のはなしですが、係長、課長、室長、次長など上の人間の役職をしっかりと把握しておきましょう。

大企業は、中間管理職と呼ばれるポジションの人間が多いです。

メールを打つ際に、名前の後に「○○課長」のように付けて文章を書いたりしますが、役職を間違えてると良くありません。

気にしない人もいますが、気にする人はすごく気にします。人事の後など、特に注意しましょう。

また、仕事で決済が必要な場合に、どの役職の人間が承認できる案件なのか? もしっかり把握しておいた方が良いです。

課長なのか? 室長なのか? 部長なのか?

私は、課長以上の承認が必要な書類へのサインを係長に求めてしまったことがあります。

私がいた会社では、そもそも係長には決済する権利はありませんでした。

決済の意味が分かっておらず、上であれば誰でも承認できると思っていたのです。

他にも、室長の承認が必要な書類を、間違えて課長に承認貰っていたこともありました。

役職ごとの権限が複雑な面はありますが、しっかり覚えましょう。

ルールを守る気持ちが無い

大企業には社内ルールがたくさんあります。

(多すぎて全部把握している人がいるのか疑問なぐらいです。)

若いと失うものが無いので、ルールに対する意識が甘いこともあります。

私は、従業員駐車場の無断使用がバレて、総務部に呼び出しを食らってこっ酷く怒られた経験があります。。

会社から徒歩圏内にある独身寮に住んでいたので、当然徒歩通勤しなければならなかったのですが、たまに車で出社して従業員駐車場に無断駐車していたのです。

調子に乗ってそれを何回もやっていたら、取り締まられました。

大企業では、従業員のルール違反を調査することが仕事の人がいるのです。

車のナンバーから、自分を割り出されて呼び出されることとなったのでした。しかも部長と共にです。。

他にも細かいルールを守らずに、上司から怒られることがありました。

余計なことを喋る

余計なことを喋ってしまうこともありました。

学生時代は思ったことを右から左に吐き出しても、まぁ何ともありませんが、社会人は不用意な発言は避けるべきです。

特に大企業だと、仕事で関わる人が多いので、自分が所属する課の体面を気にしなければなりません

自分の上司のメンツを潰してしまうような発言には気を付けましょう。

私は打合せの場所で、何も分からずにこちらの課が不利になるような発言をしてしまったことが何回かあります。

問題にはなりませんでしたが、発言には気を付けなければならないと反省しました。

下手すると、空気を読めない奴だと思われかねません。

・言っていいこととダメなことの判別
・発言のタイミング

はけっこう重要です。

打合せなど最初は分からないことだらけなので、やらかしてしまいがちですが

とにかく、全身全霊で話を聞くようにしましょう。

徐々に色々と分かってくるので、不用意な発言は避けれるようになって行きます。

体裁を気にしなさすぎ

体裁を気にしなさすぎることも新入社員にはよくあります。

特にエンジニアだと、営業職とかと比べて違そのあたりの意識が低い人も多いです。

作った資料がいい加減だったりすることも多いです。

自分がいる課の外に対しては、こちらの上司のメンツを気にしながら仕事をした方が良いです。

短納期の仕事を依頼する

明日明後日が納期の仕事を依頼してしまうこともありました。

依頼しなければならないことは分かっているのに、いつまでも放置しておいて、ギリギリになって短納期の依頼をするという最悪のケースです。

とにかく人に依頼することは早く動くべきです。

大企業だと下請企業などに業務を依頼する場合は、力関係により無茶なことでも受けてくれるので、甘くなりがちです。

どうしても止むを得ず短納期で頼まなければならない場合は仕方ありませんが、自分が無駄に仕事を抱え込んだ結果遅くなるのはよくありません。

信頼関係に強く影響するからです。

それに、仕事は球を自分で持たずにすぐに手放すべきものです。

細かい部分にこだわり過ぎる

枝葉の部分にこだわりすぎて、全体の流れを見失ってることもよくありました。

エンジニアなので実験をやることが多かったのですがその計画書を作る際に、細かい部分を無駄に突き詰めて作ったりしていました。

実験の目的から考えれば、そんなところにこだわっても仕方ないというような部分です。

上司にも「そういうところを直すのがお前の課題だ!」と言われてしまうくらいでした。

新入社員だとなかなか全体を把握するのが難しいですが、全体があっての枝葉であることを忘れてはいけません。

常に全体を意識するようにしましょう!

まとめ

新人時代に色々な失敗をやらかした経験から、大企業の新入社員の失敗「あるある」10選をお話ししました。

今大企業の新入社員である方、あるいはこれから大企業に入社される方にとって少しでも参考になればと思います。