どうすれば思考停止しなくなりますか?
こういった疑問↑ にお答えします。
私は大企業で8年間エンジニアとして勤務した後、辞めて現在は家業を営んでいます。
思考停止に陥ってしまうことは誰にでもあり得ることです。
しかし、これには争わなければなりません。
身体を動かすだけなのと、頭も使うのとでは仕事のパフォーマンスが全然違いますし、
特に中小・零細企業では、こういった個々人の意識が会社の業績にも大きく影響します。
この記事では、仕事で思考停止しないようにする方法についてお話しします。
目次
仕事で思考停止しないようにする方法
さて、考えることを怠らないようにするためにはどうすればいいか? 書いてみます。
職場で改善会議を定期開催する
業務の改善について、職場のメンバーで話し合うという方法があります。
例えば、毎週火曜日の16:00〜17:00 というように、日時を決めて定期的に開催すると良いでしょう。
課など5〜6人のグループ単位で行うのが効果的です。
特に同じことを繰り返す単純作業が多い職場ほど、業務改善を考えることに意味があると言えます。
作業を効率化すると時間短縮に繋がり、生産性が大きく向上するからです。
私が大企業(メーカー)に入社してすぐに、研修で工場実習がありました。
2ヶ月間、工場の生産ラインで現場を経験するというものです。
私が所属していたグループでは、毎週決まった時間にQCサークルという改善会議を開催していました。
皆で現場作業の改善案を出し合うというものです。
生産ラインでの作業は単純作業の繰り返しなので
・人が動きやすくする
・物の配置を変える
・無駄な作業を無くす
など、ほんの僅かな気付きでも累積すれば大幅な作業時間の短縮に繋がります。
だからこそ、改善会議には意味があるのです。毎週決まった時間に会議があることで、日頃から考えながら仕事をするようになります。
現場での仕事に限らず、事務仕事でもそうですし、あらゆる職場で業務改善の余地はあるはずです。
改善点を導き出す仕組みとして、改善会議は有用です。
個人的に考える時間を確保する
個人的に考える時間を確保することにも意味があります。
会社の社長などの組織のトップや、フリーランスなど一人で仕事をしている人は特にそうです。
他の人が考えてくれるわけではないからです。
私が日頃、仕事で関わる会社の社長でも、しっかりと考えている人とそうでない人で別れている印象があります。
そして、考えている人の方が会社の業績も良いのです。
人間手足を動かしていると安心してしまうものですが、それだけではダメで、じっくりと考える時間は確保するべきです。
お勧めなのは、ノートに考えていることを書き出して行く方法です。
書き出して目に見えるようにすることで、徐々に思考が整理されて行くからです。
業務改善もそうですが、今後の事業展開をどうするか? など考えなければならないことはたくさんあります。
理想的には毎日、最低でも週に1日はどこかで考える時間を確保するようにしましょう。
気付いたことをメモする
日頃の何気ない気付きや閃きをメモすることも大事です。Evernote など、スマホのメモアプリでさっとメモしましょう。
そういうものはすぐにメモしなければ意味がありません。
少し時間が経つと忘れてしまうからです。
私も、「あれ、さっきいいこと思いついたんだけどな、、、」と後から思い出せずに歯がゆい思いをしたことはたくさんなりましたし、今でもたまにあります。
気付きや閃きをすぐにメモをするようにしておくと、後で何かを考えるときの手助けになったりするものです。
考えることが仕事だ! と言われた経験
昔、大企業に入社して部署に配属して間もない頃、飲み会の席で上司と仕事のことを話していました。
このとき言われたことは、自分の中にすごく深く刻まれており、今でもたまに思い出します。
あれから何年も社会人生活を送り、この時に上司から言われたことは正しい! と確信を持って言えます。
仕事は考え無しにやっても意味がありません。
仕事の中で一番大事なことは考えることです。
考えることについて参考になる本
考えることについて印象深かった本を1冊紹介させて頂きます。
この本では、フェルミ推定という考えるためのツールについて詳しく書かれています。
フェルミ推定とは、解を出すことが難しい問題に対して、限られた情報から答えを導き出す手法です。
私は、この本をエンジニア向けと言われて紹介されましたが、会社経営にも役に立つ内容ですし、一般のサラリーマンの方でも知っていて絶対に損は無いと感じました。
まとめ
この記事では、仕事で思考停止しないようにする方法についてお話ししました。
考えることは大事なことです。
業務改善のためにも、新規で事業を生み出すためにも。
少しでも参考にして頂ければうれしく思います。