新人は「無能・仕事できない」と思われてる? 新人が成長する方法

社会人になったばかりの新人です。

あまりにも仕事が覚えられません。。

周囲から「無能」とか「仕事ができない」とか思われていないか? 心配です。

RYO
こういう悩みはよく分かります。

私は、大学院を卒業してから大企業に入社し、8年間エンジニアとして勤務した経験があります。

新人時代は本当に仕事ができず、落ち込んだことを覚えています。

そんな私の経験を踏まえて、この記事では

社会人になりたての新人の方に向けて、仕事で成長する方法

をお話しします!

それでは行ってみましょう!

新人は「無能・仕事できない」と思われてる? 新人が成長する方法

新人は「無能・仕事できない」と思われてる? 新人が成長する方法

まず、周囲から「無能」とか「仕事できない」とか思われていないか? という心配について

気持ちはとてもよく分かりますが、今思えばする必要のない心配です。

新人は、

・無能で当たり前
・仕事ができなくて当たり前

だからです。

そりゃあ、そう思われてますよ。

でもね

あなたの周りで、偉そうにしている課長や部長だって最初は皆新人ですよね?

彼らが最初から戦力になっていたか? と言われれば、間違いなくノーです。

新人のうちにモノになる人など、まずいません。

そんなことは、周囲の人も皆分かっています。

新人のうちから、結果を求められることもありません。

私は新人時代に、飲み会の場で上司からはっきりと言われました。

「新人には誰も期待してねぇ。何も分からなくて当たり前だからな。」

と。

中には、新人が何も分からないのをいいことに、チクチクいじめようとする人もいます。

新人の成長のために叱るのではなく、ただ意味もなく苛むような人。

そういう人たちは、自分の新人時代のことを棚に上げているのです。

しかも、だいたいが人望がない可哀想な人なので、相手にしない方が良いでしょう。

人望が無い人に嫌われても、何のダメージも無いからです。

ちゃんとした普通の人は、新人は新人だと分かってくれています。

新人時代は、失敗もして当たり前なのです。

むしろ、できる失敗は新人のうちにやってしまった方が良いでしょう。

失敗して叱られることもありますが、そこからしっかりと学んで、徐々にレベルを上げて行きましょう!

仕事ができなすぎて「自分ってこの仕事向いてないのかなぁ。。」って思う時期もあるでしょう。

大丈夫です!

周りの人ができていることは、自分も必ずできるようになります

ごく一部の人を除いて、皆凡人なのですから。

先輩たちは経験があるから仕事ができる、それだけなのです!

さて本題である、新人が成長する方法として、次のことを意識してください!

●学生気分を捨てる
●プライドを捨てる
●素直になる
●何が何でも約束を守る
●身近なところに目標を持つ

これらについて、私の新人時代のことを取り上げながら、1つずつお話ししていきますね!

新人が成長する方法・私の大企業での新人時代

新人が成長する方法・私の大企業での新人時代

学生気分を捨てる

まずはこれですね。

学生時代の甘えは、残念ながら社会人では通じません

でも入社してすぐって、どこか学生気分が抜けてないんですよね。

学生時代に以下をきちんとできていた人はいますか?

・規則正しい生活
・時間を守る
・ルールを守る

「オレはちゃんとやれていた!」と言い切れる人はその延長で社会人になれば良いですが、ほとんどの人はできていなかったことないですか?

RYO
私もできていませんでした。

そのあたりの意識は、社会人になったらガラッと変えなければいけません。

特にルールというものについて、意識が甘かったです。

私が新人のとき、社内の車通勤の人が使う駐車場を無断使用していた時期がありました。

私は会社のすぐ近くの独身寮に住んでいたので、車通勤をしてはいけなかったのです。

それでもルールを守らず、ただ歩くのが面倒くさいというだけで、車で行って無断駐車していたのです。

今思えば最悪ですね。。

大企業には、従業員の違反を取り締まることが仕事の人もいるのです。

私は、違反がバレて、部長とともに総務部まで謝りに行くことになったのでした。

私のエピソードは仕事とは関係のないことですが、会社員である限りどんなことでも連帯責任となってしまうのです。

ルールを守るという、当たり前のことも当たり前にできていませんでした。

思い当たる節がある方は当時の私のようになっていまします。

直すようにしましょう!

このあたりのことは、こちらの記事↓ にも書いておりますので、参考にしてください。

プライドを捨てる

変なプライドは成長の妨げになります。

そんなもの持っていても、1円の価値にもなりません。

「自分のレベルはこんな程度じゃない。。」

「自分はもっと評価されるべき。。」

って思うこともあるかも知れません。

特に大企業に就職したような人は、これまで人生順調にやって来た人ですので、これまでの自分にプライドを持っていても何も不思議ではありません。

これまでの自分を認めることは、全然良いことです。ただ、そのプライドのままで社会人としてやっていけるわけではありません

社会は学生時代までとは、全く別世界だからです。

どれだけ学歴を積み上げて来ても、学生時代に評価されていようとも、またゼロからのスタートになります。

勉強と仕事では、求められるものが違うからです。

私は学生時代、1年生~3年生までさんざん怠惰な生活を送っていたのですが、大学4年生の大学院入試の勉強だけは本気で取り組みました。

そして、これまでのだらけた生活を挽回するかのように、トップの成績で大学院に入学できたのです。

大学院では、2年間みっちりと研究に打ち込み、教授からも一定の評価を受けておりました。

自分としては、メーカーでエンジニアになる準備を万端にして社会人になったつもりでした。

しかし、会社に入ってみたらどうでしょう?

思ったとおりに力を出すことができません。

社会人としてはひよっこに過ぎませんし、いくら研究を頑張って来たとはいっても、そこで得た知識が会社でのエンジニアの仕事とピッタリ合致するわけではありません。

私は出鼻を打ち砕かれて、プライドにすがっていても何にもならないことを思い知ったのでした。

素直になる

「鉄は熱いうちに打て」と言いますよね。

社会人になりたての若いあなたは、まだまだ変われるのです。

どんどん新しいことを吸収できるのです。

素直になりましょう!

上司や先輩から言われたことは、素直に聞くようにしましょう。

なぜかと言えば、素直な人間が一番伸びるからです。

上司や先輩から何かを教えてもらうときは、メモを取るなりしてすべて吸収するようにしましょう。

仕事は、教えてもらったとおりに実行しましょう。

私は新人の頃、最初は上司の言うことをしっかりと聞かず、指示されたことに勝手にアレンジを加えたりしていました。

しかし、そういうスタンスでいて大きなミスをしたことがあり、我流がどれだけ無意味か、思い知りました。

それからは上司の言うことに、100%素直に耳を傾けるようになりました。

それ以降の方が、明らかに伸びたと実感しております。

また、日々仕事をしていると、怒られることもあるでしょう。

そんなときは、イラッとしたり落ち込んだりするものです。

その気持ちはよく分かります。私もそうでした。

ただ、上司や先輩から指摘されたことには、一理あることが多いのです。

自分では気付かない、客観視な意見が多いからです。

怒られてもネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに捉えるようにしましょう。

「この人は、こういうことを教えてくれてるのかもな」でいいのです。

私はとある失敗をした時に、上司から徹底的に質問責めされました。

上司「なんでこんなことしたんだ?」

自分「○○だったからです。」

上司「では、なんで○○だったんだ?」

自分「××だったからです。」

上司「では、なんで××だったんだ?」

・・・

なんでこの人はこんなにしつこいんだ? って思いましたが、それには理由があったのです。

失敗の原因を突き詰めないと、また同じ失敗を繰り返すからです。

ある人が別の時に、こう言っている↑ のを聞いて、あの時上司は失敗の原因を突き詰めさせようとしてくれてたんだ!

とはっきり分かりました。

何が何でも約束を守る

これも大事なことです!

社会人生活を送る上で、たった1つこれをやっておくだけで、けっこう人間関係がうまくいくことと言えば

約束を守る

ことです。

仕事には納期があります。

そこは学生時代との大きな違いでしょう。

頼まれごとは、納期までに終わらせなければいけません。

特に自分から宣言したことは、守るようにしましょう。

上司から「いつまでにできる?」と聞かれて

「一週間後までです。」と答えたら、何が何でも一週間後には終わらせなければならないのです。

無理な納期で頼まれたら、はっきり無理と言いましょう。
(もちろん、言い回しはありますよ。)

そして、適正な納期を調整させてもらうようにしましょう。

無理な納期で引き受けてしまって、後から「できませんでした。」というのが、一番迷惑です。

課の中ならまだしも、顧客や他部署など対外的にはかなりまずいことです。

とは言え、最初はどの仕事がどれくらいでできるものか? 分からないものです。

もし顧客や他部署の人間の前など、対外的な場面で、上司や先輩がそばにいない時に納期のはなしが出たとして

分からないときには「後で回答します。」と言って持ち帰るようにしましょう。

そして、上司や先輩に相談しましょう。

身近なところに目標を持つ

成長のためには目標は欠かせません。

しかし、目標と言ってもいきなり百戦錬磨のベテランを目標にするのではなく、自分よりも少し前に入社した若手の先輩を目標にしましょう

彼らは2年目、3年目と年数を重ねた分だけのものを持っているからです。

・仕事へのアプローチの仕方
・上司への報告の仕方
・知識の身につけ方
・外部の人への接し方

など、彼らのやり方をよく観察して、盗めるものは盗みましょう

スキルやノウハウを盗むことは、悪いことではありません。

私は新人の時にOJT指導者だった先輩が、毎日朝出社してからノートに何か書いていることに気付きました。

その日一日でやるべきことをリストアップしていたのです。

「なるほど」と思って、自分もやるようにしたところ、仕事の優先順位を付けることができるようになりました。

こういうちょっとしたノウハウの積み重ねで成長して行くのです。

ですので、若手でこの先輩のようになりたいという人を見つけて、その人のやり方を真似するのが一番です。

もちろん、ずっと同じ先輩でなくても良いですし、複数人いても良いです。

とにかく身近なところに目標を持つようにしましょう!

まとめ

社会人になりたての新人の方に向けて、仕事で成長する方法をお話ししました。

会社に入ったばかりの頃は、何も分からないしできません。

最初は無能で当然、仕事ができなくて当然なのです。

大丈夫です!
焦ることなどありません!

1つ1つ色んなものを身に付けて行きましょう。

レベル1をクリアしなければ、レベル2には行けません。

そういった日々の積み重ねが、大きな成長に繋がりますので!