中小企業・零細企業の事務職がテレワークを行うために必要なモノ・スキル

従業員が数人の会社を経営しています。

昨今の理由により、事務職の従業員にテレワークさせようと思っていますが、経験が無いのでやり方が分かりません。

このような悩み↑ を抱えている経営者の方はいると思います。

しかし、2020年4月12日現在、新型コロナウイルスが蔓延する中、不要不急の外出は避けるべきです。

外出しなくても成り立つ事務仕事は、特に積極的にテレワークに切り替えていくべきでしょう。

この記事では、従業員が数人の中小企業・零細企業の事務職がテレワークを行うために必要なモノ・スキルについてお話しします。

中小企業・零細企業の事務職がテレワークを行うために必要なモノ・スキル

中小企業・零細企業の事務職がテレワークを行うために必要なモノ・スキル

中小・零細企業は大企業とは違い、自社専用のシステムを作るようなことはできません。

資金が少なく、高額の出費はできないからです。

市販のサービスを上手く活用して、テレワークの環境を整えるのがベストです。

以下のようなものが必要と考えます。

●PC、インターネット環境
●データ化
●共有できる環境
●コミュニケーションツール
●オンライン会議システム
RYO
1つ1つお話しして行きますね!

PC、インターネット環境

PCとインターネット環境は必須です。

従業員は皆自分のPCを持っていると思いますが、特殊なツールが必要な場合には会社がPCを支給しなければならない場合もあるでしょう。

また、従業員の自宅にインターネット環境がなければなりません。

Wifi で繋がるか、スマホでデザリングして繋ぐなどできることを確認しましょう。

従業員の通信費がかさむ場合には、会社が支給することを考える必要があると思います。

データ化

郵送であれFAXであれ、オフィスに紙の資料が届く状態だと、完全なテレワークは実現しません。

資料を取りに行かなければならないからです。

紙の資料のやり取りは、極力減らしましょう。

これがどこまでできているかが、テレワークが成り立つか否かの鍵になります。

もっともこれは、急に完璧にやることは不可能です。

取引先にお願いして、資料はメールなどでデータとして送ってもらうようにしましょう。

FAX からメールへの自動転送機能などを使っても良いと思います。

少しずつでも紙を減らして、オフィスと自宅の往復を減らすことで、完全なテレワークに近づけて行きましょう。

共有できる環境

共有できる環境

事務職のテレワークだと、皆自宅でPC作業をすることになります。

従業員同士のデータの共有は欠かせません。

皆で情報共有したり、上司が部下の資料をチェックしたりすることがあるからです。

DropboxGoogleドライブOnedriveboxなどのオンラインストレージを使うようにしましょう。

これらには、チームで使うことができるプランがあります。

アカウントを取得して会社のデータをすべてそこに入れるようにすれば、PCがある環境であればどこからでもアクセスできます

個人的には Dropbox がおすすめです!

ふつうにフォルダを使う感覚で会社のデータにアクセスできるから、使いやすいです。

コミュニケーションツール

テレワークだと直接的に会うことがないので、コミュニケーションをどう取るか? という問題があります。

電話はパッと思いつきますが、緊急時でなければ他のコミュニケーションツールの方が相手の時間を奪わないので良いでしょう。

ふだんのやり取りは、chatwork(チャットワーク)slack(スラック)といったビジネスチャットツールがおすすめです。

メールと比べてコミュニケーションのハードルが下がっており、チームでのやり取りにも使えるからです。

それにデータのやり取りもメールよりも容易です。

オンライン会議システム

直接会わなくても、オンライン会議システムを使えば、PC越しに顔を突き合わせて会議を行うことができます。

もちろん1対1でも使えます。

ZOOM、Skype、Googleハングアウトなどがあります。

個人的にはZOOMがおすすめです。

画面共有などもできて、使いやすいからです。

無料アカウントだと、3人以上で使う場合に1つの会議40分までという時間制限があります。

会社として1つ有料アカウントを持っていれば、月額1,600円くらいで時間制限なしで最大100人まで同時に、Web会議を行うことができます。

まとめ

従業員が数人の中小企業・零細企業の事務職がテレワークを行うために必要なモノ・スキルについてお話ししました。

テレワークを実施するために、各種補助金の受給を考えても良いと思います。

まだ不明確なところもありますが、随時情報が更新されていますので、追っていただければと思います。