エンジニア(技術者)の仕事内容を解説! 大企業と中小企業・零細企業の違い

エンジニアの仕事内容を知りたいです!

大企業と中小・零細企業だとやっぱり仕事の仕方が違うんですかね?

この記事では、こういった要望↑ にお応えします。

疑問のとおり、大企業と中小・零細企業では、そこで働く従業員の仕事の仕方が全然違います。

私は昔、大企業で働くエンジニアでした。

エンジニアの仕事に関して

・自分自身の大企業での経験
・関係する中小・零細企業の仕事を見てきた経験

から、エンジニアの仕事も大企業と中小・零細企業とでは違うことを知っています。

エンジニアで、大企業から中小・零細企業への転職を検討している方、逆に中小・零細企業から大企業への転職を検討している方はいると思います。

ただ、行った先の仕事のイメージが湧かないから転職活動に踏み切れない場合もあるのではないでしょうか?

この記事では、大企業と中小・零細企業のエンジニア(技術者)の仕事の違いについて、お話しさせて頂きます。

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大まかに言えば以下のように分けることができます。
●大企業
・・・会社が大きくてマネジメント的な仕事が多い

●中小・零細企業
・・・会社が小さくて職人的な仕事が多い

エンジニア(技術者)の仕事内容を解説! 大企業と中小企業・零細企業の違い

エンジニア(技術者)の仕事内容を解説! 大企業と中小企業・零細企業の違い

大企業の場合、市場に出る最終製品を作っている場合が多いです。

最終製品は色々な要素技術の組み合わせで成り立つものです。

例えば、自動車は様々なパーツでできていますよね。

・エンジン
・エアコン部品
・吸排気システム
・オルタネーター

自動車を製品として世に出すのはトヨタ、日産などの自動車メーカーです。

ただ、多数の部品で成り立つ自動車は、とても自動車メーカーだけの力で作れるものではありません。

トヨタ、日産などの自動車メーカーは様々な下請企業を動かして最終製品を作り上げるのです。

そして、その下請企業もさらに下請企業を動かすという具合に何重もの階層構造になっています。

下に行くに従い、中小企業、零細企業と会社の規模もだんだん小さくなって行きます。

イメージ的に、自動車メーカーが自動車を最終製品として作り、上の下請企業は自動車部品を作り、そして一番下の下請企業はネジなどの末端部品を作ります。

階層構造
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技術に関わる仕事をするエンジニアも、会社の規模によって仕事の仕方が変わってくるのです!

大企業の技術者(エンジニア)のマネジメント的な仕事

大企業は事業規模が大きいです。

例にあげた自動車にしても、仕事の量は多岐にわたります。

ですので、大企業のエンジニアの仕事は、各部署で細分化されているのです。

大企業の組織図

従業員は配属された部署の仕事のみを行います。

他部署と連携して仕事しますが、1人の従業員が複数の部署の仕事を兼任することはまずありません

大企業の技術者(エンジニア)のマネジメント的な仕事

若い時期は技術力を身に付ける

入社して最初の5年間くらいは、徐々に色んな技術を身に付けて行きます。

部署によって身に付ける技術の内容は異なります。

製品は1つのスキルだけでは完成しません。

いくつものスキルを融合して初めて製品となるのです。

私はメーカーで製品の開発・設計に従事しており、以下のスキルを身に付けました。

・実験
・図面作成
・シミュレーション
・プログラミング

マネジメント的な仕事が徐々に増えていく

事業規模が大きいがゆえに、従業員はわりと若い時期から仕事にマネジメント的な要素が入ってきます

他人を動かすのです。

・実験は計画書までを自分で作って実施は作業員に依頼する
・図面は設計のコンセプトまでを自分が考えて作成は外注に依頼する
・下請企業に出す仕様書を作る

という具合にです。

自分の仕事ので関わる様々な技術の大事な部分は自分が対応し、後は他人に任せることになります。

1つの技術を専門的にやるのではなく、広く浅く関わり全体をコントロールするのが大企業の従業員の仕事なのです。

大企業のエンジニアの仕事内容の詳細

なお、大企業のエンジニアの仕事内容はこちらの記事↓ でかなり詳しく書かせて頂いておりますので、参考にして下さい!

中小企業・零細企業の技術者(エンジニア)の職人的な仕事

中小企業・零細企業の技術者(エンジニア)の職人的な仕事

中小企業・零細企業は大企業と違い従業員の数が少ないです。

会社の仕事も、1つの事業に特化したものになります。

・金属の引張試験を専門に行う会社
・ネジを加工する会社
・金属のメッキを行う会社
・ユニットのプログラミングを行う会社

という具合にです。

職人並みの技術力を身に付けれる可能性あり

さて、中小企業・零細企業で働くエンジニアは、正に1つの技術のエキスパートとなるわけです。

実験をやる会社は実験しかやりませんし、プログラミングをやる会社はプログラミングしかやりません。

エンジニアが担当する技術の範囲は狭いですが、その技術については深く学ぶことができます

特に高度な技術力を持った会社での経験は、例えそこが零細企業であってもとても貴重なものになります。

世界を相手にしている町工場だってあるぐらいですからね。

独立できる可能性

独立できる可能性

さて、エンジニアが独立できる可能性を考えると、やはり中小企業・零細企業に勤めている人の方が可能性が高いと考えます。

すぐ近くに社長がいるので、経営を肌で感じることができるのは大きいです。

そして、何よりも1つの技術にどっぷりと浸かった経験が自分の強みになるので、それを活かせる可能性があるでしょう。

今の時代で最もおすすめなのは、プログラミングです。

プログラミングであれば、設備がいらずパソコン1つあれば始めることができるのでリスクも少ない低いからです。

大企業だとなかなか1つの技術にどっぷりと浸かる経験ができないので、そこでしか働いたことがない人にとっては独立はハードルが高いと思います。

独立は基本的に小さく始めなければなりません。小さくはじめるためには1つの技術に特化する必要があるのです。

とめ

大企業と零細企業の技術者(エンジニア)の仕事の違いについてお話ししました。

大企業と中小・零細企業のエンジニア(技術者)の仕事の違い
●大企業
・・・会社が大きくてマネジメント的な仕事が多い

●中小・零細企業
・・・会社が小さくて職人的な仕事が多い

このような違いがあります。

大企業に転職したいと考えている方、あるいは逆に中小・零細企業に転職したいと考えている方、どちも行った先をよくイメージして頂きたいです。

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