零細企業への就職・転職は社長との相性がすべて

地元の零細企業への就職を考えています。
零細企業への転職について調べています。

このような方々↑ に向けて零細企業への就職・転職の実態についてお話しします。

私は現在家業を継いで経営している身です。街の経営者との付き合いから零細企業での採用の実態について熟知しています!

大きな会社は毎年多くの人が定年退職するので、新卒で多くの人を採用する必要があります。そして、経済の調子がいいときは採用人数も増える傾向にあります。

一方で、従業員が数人の零細企業の場合、毎年新卒採用をしているわけではありません

そもそも、常に従業員を募集しているわけではないので、そう頻繁に従業員の入れ替わりがあるわけではないのです。
(ブラックすぎて従業員が定着しない会社はありますが。。)

零細企業が世襲・一族採用以外で、従業員の募集をかけるのは、以下のようなケースになります。

●1人の従業員が辞めた(る)ので補充する必要があるとき
●事業拡大で従業員を増員する必要があるとき

零細企業への就職・転職は社長との相性がすべて

零細企業への就職・転職は社長との相性がすべて

まず最初に言えることとして

RYO
零細企業へ入社できるかどうかは、社長との相性がすべてです!

零細企業は、そもそも従業員の数が少なく社長との距離が近いです。

そして、良くも悪くも社長の権限がすごく強いのです。

事業計画、財政、人事と社長がほぼ全てを自分の裁量で決定します。

就職・転職における採用面接も、社長が自ら面接官となり採用を決定するので、社長に受けるか否か? で入社が決まるのです。

零細企業の従業員募集と採用

零細企業の従業員募集と採用

零細企業の従業員募集

零細企業で従業員の募集をかけるのは、先にも書いた2つのケースがあります。

1つは、退職する人が1人出た(る)ので、それを埋めるように新しく1人採用する場合です。

そして、もう1つは事業拡大のために従業員を増員する場合です。

後者の場合は、伸びていて勢いがある会社であると言えるでしょう。

募集の仕方は、だいたい以下の3つのいずれかになります。

●ホームページ
●就職・転職サイト
●ハローワーク

IT環境がしっかりと整った会社であれば、ホームページに求人の情報を載せることもあるでしょう。

ただ、零細企業ではホームページが無い会社も多いです。

就職・転職サイトでの従業員募集も費用がかかるので、経済状態の良い会社でなければできません。

逆に言えば、就職・転職サイトで従業員を募集しているような零細企業は、小さくとも調子が良い会社と見ることができます。

お金をかけれるわけですからね!

零細企業の従業員ぼしゅうで一番多いのは、ハローワークで求人を出すことです。

1人採用枠ができたら会社がハローワークに求人を出して、希望する人が数人面接を受けて、その中から誰を採用するか決めます。

求人を出す際に、新卒であることを条件にしたり、あるいは中途前提で業界での経験があることや資格を有していることなどの条件を付けることもあります。

ちなみに、超優良な零細企業はなかなか求人を出しません。その理由はこちらの記事↓ で。

零細企業の採用

会社にもよりますが、多くの場合面接は形式ばっておらず社長と会話をするような感じになります。

大企業のように人事部がある会社は少なく、実質的に社長が1人で採用を決定するところがほとんどです。

ですので、社長がその人を気に入るかどうかにかかってくるわけです。

エントリーシートに書いてあることを元に

・学生時代は何に力を入れたか?
・前職はなぜ辞めたのか?
・資格はどういう目的でとったのか?
・パソコンは得意か?
・趣味の〇〇はどれくらいやっているか?

など、色々と聞かれます。

それに答える会話の中で、社長と会いそうかどうかを判断されているわけですね。

まぁ、零細企業の場合、採用されて会社に入ってから社長との距離が近いので相性は雇う側、雇われる側双方にとって大事です。

合わない社長の下で働くのも大変なので、そうであれば面接の段階で不採用にしてもらった方がお互いのためであると言えるでしょう。

不採用になったとしてもきっと、他の会社の相性がいい社長があなたを拾ってくれますので。

零細企業の世襲・親族採用

零細企業の世襲・親族採用

零細企業にも当然コネはあります。

一番多いのはやはり世襲・親族採用でしょうかね。

零細企業は家族経営の会社がとても多いのです。

親がやっている会社を子供が引き継ぐことはよくあります。

一般の従業員として零細企業へ就職・転職する場合、家族経営の中に飛び込んで行くことになることもあるので、その点は覚悟しなければなりません。

家族経営だと親が社長、子供が従業員ということもあり、目の前で急に親子喧嘩を始めたりすることもざらです。

子供は従業員であっても他の従業員とは違い、わりと好き勝手に仕事とプライベートを混在していることも多いです。

また、息子がずっと地元を離れていたけれども、戻って来て入社した途端に、他の従業員よりも偉くなってしまうといったことも多いです。

もっとひどいケースだと、子供が入社してくるからと、誰か1人に辞めてもらうといったケースもあるわけです。

一般の従業員は零細企業のこういうこと↑には不満を感じるかも知れませんが、これもなかなかどうにもなりません。

零細企業で働く場合には、そういうことも覚悟しておかなければいけません。

まとめ

零細企業が世襲・一族採用以外の場合で従業員の募集をかけるのは、以下のようなケースになります。

●1人の従業員が辞めた(る)ので補充する必要があるとき
●事業拡大で従業員を増員する必要があるとき

零細企業への就職・転職においては社長との相性が非常に重要で、世襲・一族採用以外の場合は社長との相性で採用・不採用が決まると言ってもいいでしょう。

誰からも受けがいい人は当然採用されやすいでしょう。

自分に合う社長を見つけて頂きたいと思います。

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