職場環境はそこで働く従業員にとって大事です。
仕事のパフォーマンスにも関わってくるからです。
私は大企業で技術者として8年間勤務した後、零細企業(家業)に転職しました。今現在は関わる方々は皆零細企業の人々です。
さて、大企業と零細企業を両方経験した立場から、両者の社内の人間関係についてお話しします。
報連相(ほうれんそう)が苦手でも克服できる、大企業での報連相のイ・ロ・ハ!!
目次
大企業の人間関係
大企業は社内の人数がすごく多いです。1つの部署でも 100人くらいの人がいるところもあります。
部署の統括は部長が行います。部署に人を呼ぶ、あるいは部署から出すという人事権は部長のものです。
ただ、部長から見て部署に気に入らない従業員がいたとしてもクビにするようなことはできません。
部署の中にいくつかの室があり、さらに室の中にいくつかの課があるところが多いと思います。
1つの課はだいたい5人前後で構成されており、そのメンバーと日頃チームとして一緒に仕事することになります。
課のメンバーとの相性は大事で、特に直属の上司となる課長と馬が合うに越したことはありません。
課長との相性が悪いと苦痛です。。
ただそうは言っても、小さい部屋に缶詰ではなくフロアが広く周囲にたくさんの人がいるので、気分的にはほどよく分散される感じがあります。
課の外の人と話すことだってできますし、席を外して部屋の外に出ることだってできるので、物理的な距離を取る機会を作れます。
また、チーム構成もわりと流動的で、ずっと同じメンバーと一緒に仕事をしなければならないわけでもありません。
嫌な上司に当たっても数年間我慢すれば代わることも多いです(もちろん、代わらない場合もありますが)。
上司が変わるまで待つこともできないという場合は、さらに上に直訴すれば変えてもらえる場合もあります。
私の当時の同期は課長との相性が悪かったときに、「この人の下で仕事をしていると精神的にきつく、うつ病になりそうです。」と部長に直談判したところ計らってくれてその上司の下から外させてもらっていました。
ですので、このままだと自分がダメになってしまうと感じていたら、そこまで我慢する必要はありません。
上に言った方がよいでしょう。変えてもらえる可能性はあります。
なお、大企業での上司との関わり方については、こちらの記事↓ を参考にして頂ければと思います。
日頃の仕事では、課の中以外の人とも打合せなどで関わる機会は多いです。
多くの人と関わるというと相性がいい人も悪い人もいるわけですが、関わる人数が多いというだけでも神経はけっこうピリピリして疲れてきます。
けっこう気を使いますからね。
ですので、基本的に色々と気遣いが大変ではあるけれど、最悪の場合には助けを求めることができるというのが特徴ではないでしょうか。
零細企業の人間関係
零細企業は大企業と比べて社内の人数が少ないです。
ほとんどの会社が従業員5人以下だし、家族経営の場合も多いでしょう。
大企業と違い、良くも悪くもトップの影響が色濃く出ます。
社長の裁量で人を採用し、気に入らなければクビにするということもあり得ます。
(組合などもありませんしね。)
社長と相性が良く、気に入られていれば、おそらくこの上なくいい環境になるでしょう。
逆に社長と相性が悪いと最悪です。
周囲にたくさん人がいるわけではなく、一つの部屋に缶詰状態の場合が多いので、ストレスもなかなか分散できません。
すべては社長との相性次第です。
また、家族経営の会社に勤める従業員の場合、その家族に対して気を使うこともあるようです。
親子がいきなり目の前で喧嘩し始めたりすると、何とも居づらい雰囲気になったりするでしょう。
また、自分よりも後に例えば社長の息子が入社して来たりすると、入って来た瞬間に息子の方が偉くなったりしてストレスを感じるこもあるようです。
総じて言えば、社長との相性が良く気に入られれば最高だけど、逆に相性が悪いとかなり苦痛といったところです。
合わない場合は逃げ出すことを考えても全然よいでしょう。
まとめ
大企業と零細企業、大きな違いは人の数です。
社長一人でやっている会社以外は、必ず人間関係が付いて回ります。
大企業から零細企業、あるいは零細企業から大企業への転職を考えている方は、それぞれ行った先でどのような人間関係が待っているのか参考にして頂きたいです。