やり手の零細企業社長の特徴、彼らはここが違う

一般的に大企業の従業員の給料は高いです。

役職がない一担当者であっても、中小・零細企業の社長よりも給料を貰っていることも少なくありません

大企業はそれくらい恵まれた環境です。

中小・零細企業が大企業以上の年商を上げることはかなり難しいです。

しかし、特定の地域・業種でボロ勝ちしている中小・零細企業は確かに存在します。

そして、そういう会社の社長の給料は大企業の部長クラスよりも高かったりします。

信じられないことに、従業員数人の零細企業の社長の給料が大企業の部長を上回ることがあるのです。

今日は、ボロ勝ちしている零細企業の社長の特徴についてお話しします。

客観的に見て、普通の社長とはやっぱり違います。

競争に勝ちやすい業種はある

競争に勝ちやすい業種というのはあります。

ひと言で言えば参入障壁がある業種ということになるかと思います。

以下のような条件を満たす業種であれば、勝てる可能性は高いです。

・許認可が必要な仕事で、地域ごとに許認可を与えられる会社の数が決められている
・その地域では完全な隙間産業である
・高い特殊スキルが必要で、習得に年月がかかる

現に私が知っている零細企業で、上記のいずれかに当てはまる会社は毎年高い利益を出して勝ち続けています。

また、ビジネスモデル的な視点にはなりますが、粗利益が高い業種というのは儲けが出やすい傾向にあると言えます。

ボロ勝ちしている零細企業の社長はここが違う

さて、上記のような前提条件がある上で、ボロ勝ちしている零細企業の社長はどこが違うのか? お話ししますね。

勝てる分野を見つけ出せる

まず、創業するときに勝てる分野を探し出すということができています。

先に書いたような参入障壁がある分野をです。

そこに目を付ける先見の明があるだけでなく、実際に着手できる行動力が半端じゃないです。

会社の数字を見る

常に会社の業績を気にしており、試算表などで会社の数字をよく見ています。

毎月の売上、売上原価、販管費などイレギュラーなものが無いか? 前年と比べてどうか? など把握して経営に活かしています。

リアルタイムで会社の数字を把握することで、経営の意思決定も早くなります。

使えるものは最大限に活用する

自分の置かれた環境で、使えるものは最大限に活用します。

ある人は、親が先祖代々引き継いだ土地をたくさん持っていました。

それだけでもたいそうな資産なのですが、土地の大部分を使って自分の事業を始めました。

ただの土地をお金を生む土地に変えたのです。

感情だけで動かない 損得を考える

私がいる地域は感情で仕事をする人が多いです。

その結果、親しい人に対して安易に値引きしたりする人が多いのですが、儲かっている会社の社長はそういうことはしません。

親しい人はもちろんいます。しかし、それとビジネスは違うと考えているのでしょう。

何か行動を起こすときには、必ず自社と自分自身の損得を考えています

無駄なことには一切お金を使いたがらない

ちゃんとリターンがあるものにはお金を使いますが、無駄なものには一切お金を使いたがりません。

私が知っているある社長は、プリントアウト1枚ですら無駄なことはしないと言っていました。

さすがにコピー用紙1枚くらいいいだろう と思ってしまいますが、そういうコスト意識があるからこそ、一事が万事で他のことに対しても無駄を徹底的に省こうとしています。

必要なものと無駄なもの、その価値を見極めれる目を持っています。

お金は何としてでも回収する

掛で商品やサービスを売り上げて、未回収の場合は誰でもあります。

本当にお金に困っている人は、なかなか支払ってくれないものです。

支払わないのは迷惑なので良いことではありませんが、商売する人もまた人間

普通の社長は生活に貧困していてお金を払えない人から回収しようとはしません。

しかし、儲かっている会社の社長はそこは容赦しません。

支払いが困難な人からも、回収できるだけはしようとします。

回収に行ったときに、拒む相手に対して「半分だけでも払ってくれたらもう来ないから!」

と言うとだいたいの人は、半分払ってくれると言っている人がいました。

非情にも見えますが、商売は商売と割り切っているのです。

お金

専門家に言われたことを鵜呑みにしないで自分の頭でも考える

自分では分からないことは、税理士や社労士などの専門家に相談します。それはどこの社長もそうです。

ただ、儲かっている会社の社長は、専門家から助言を受けてもそれを鵜呑みにせずに1つの案として受け止めます

そして、自分の頭でよく考えて、どうするか決めています。

もちろん専門家を疑っているわけではなく、助言は有益なものと捉えた上で自分で判断しているということです。

普通の社長には、税理士がこう言うからその通りにしよう! みたいに思考をしていない人も多いです。

儲かっている会社の社長は、会社のことを考えるのはあくまで自分自身であり、考える上で必要な知識を税理士などの専門家に補ってもらおうとします

自分が考えるために、上手く専門家を使っているのです。

言われたとおりにしようとなど思っていません。

考える時間を確保している

やり手の社長は、考える時間を確保しています。

零細企業だと、従業員の数が限られているので、社長自身も従業員と同じようにプレイヤーとして動かなければなりません。

中にはプレイヤーになり切ってしまう社長もいます。

そうなると会社の将来のことを考える時間が無くなってしまうのです。

まず、そもそもとして考えることをしない人もたくさんいるわけです。

周りの社長があくせく動いていると自分もそうした方がいいのかと思ってしまい、プレイヤーになってしまう人もいます。

儲かっている会社の社長は、考えることが習慣になっています。そして、必ず考える時間を確保しています。

プレイヤーにはなり切りません。

考える社長

まとめ

零細企業でも確かな実績を残しているところはあります。

私の目から見て、そういう会社の社長はどこが違うのかお話しさせて頂きました。

●勝てる分野を見つけ出せる
●会社の数字を見る
●使えるものは最大限に活用する
●感情だけで動かない 損得を考える
●無駄なことには一切お金を使いたがらない
●お金は何としてでも回収する
●専門家に言われたことを鵜呑みにしないで自分の頭でも考える
●考える時間を確保している

彼らはこのような特徴を持っています!