大企業の社員と外注さんの仕事の違い

大手メーカーに入社して、技術系の部署に配属されました。

まだ右も左も分かりません。

人がたくさんいて、外注さんって言葉が飛び交ってるんですけどどういう意味ですか?

会社の中にいる人って社員だけじゃないんですか?

こういった疑問↑ にお答えします。

私は大企業で、エンジニアとして8年間勤務した経験があります。

部署に配属されたばかりの頃は、会社の仕組みは全然分かりませんでした。

RYO
この記事では、大企業の社員と外注の仕事の違いについてお話しします。

大企業の社員と外注さんの仕事の違い

大企業の社員と外注さんの仕事の違い

まず、前提としてお話ししておかなければならないこととして、

大企業の中にいる人は、社員だけではありません。

社員の他にも

・派遣会社から来ている人
・請負会社から来ている人

がいます。

派遣と請負の違いについては、詳しくはお話ししません。

外注さんとは?

一般的に外注さんと言ったら、請負会社から来ている人を示します。

大企業にはその企業からの依頼だけを専門的に請け負う請負会社がある場合が多いです。

外注さん(請負会社の人)は、社員とは別の部屋に常駐しています。

そして、従業員が何か依頼したい業務が出てきたら、外注の代表の人へ業務委託するわけです。

社員と外注さんの仕事の違い

さて、私は部署に配属されたばかりの頃は社員も外注さんも、よく違いが分かりませんでした。

当時は、私がいた会社の中では、社員と外注さんがわりと密にコミュニケーションを取り合って仕事していた時代です。

今のように請負法が厳しくなかったので、社員と外注さんの部屋も一緒でした。

しかし、何にせよ社員と外注さんの仕事は全然違います。

仕事のレベル

こういう言い方は失礼なことは重々承知なのですが、「社員が自ら担当する仕事」と「外注さんに依頼する仕事」では、前者の方がレベルが高いです。

その会社の主役は外注さんではなくて社員だからです。

例えば、メーカーでの製品開発・設計で言えば、製品の思想(どういう製品にするか?)のような、難しくて頭を使う部分は社員が考えます。

そして、社員が自分の仕事を進める上でやらなければならない単純作業的なことを外注さんに依頼する場合が多いです。

・実験データ測定の繰り返し
・実験室の片付け
・Excel を使ってひたすらデータ整理
・CAD での図面作成



などです。

大企業の場合、社員の役割は比較的若いうちから司令塔で、外注さんが手足となっているイメージです。

残念ながら外注である以上は、一定以上の仕事に携わることができないのが事実です。

ですので、優秀な外注さんはそういう現状に不満を感じるかも知れません。

そういう方は早く転職した方が良いでしょう。

社内における責任の所在

社内における責任は、当然社員の方が大きいです。

外注さんの責任範囲は、あくまで業務委託された仕事のアウトプットについてのみです。

委託された業務が終わったら、社員が後でその結果をどう使おうが責任はありません。

学歴の違い

総じて、社員の方が外注さんよりも高学歴です。

大企業に新卒で入ってくるホワイトカラーの人は、有名大学出身の人ばかりです。

外注さんは大卒ですが、そこまでの大学出身の人はいません。

もっとも、大学の偏差値と仕事の出来不出来はあまり関係ありませんが。

まとめ

大企業の社員と外注の仕事の違いについてお話ししました。

社員の方が外注さんよりも難しい仕事をしています。

外注さんは、社員が仕事を組み立てる上での、アシスト的な仕事を行います。

入社したばかりの方は参考にして頂ければと思います。