こういった疑問にお答えします。
私は、大企業(メーカー)に新卒で入社して、8年間エンジニアとして勤務した経験があります。
大学4年生の時の、同じ研究室の大学院2年生の方々の就職先が皆大企業でした。
自分も大学院への進学を決めましたが、就職先は大企業になるんだろう! と思っていました。
その甲斐あって、入社後はそれなりに英語が得意なヤツと見てもらえましたよ。
さて、この記事では、
私自身が、大企業への入社に向けて、学生時代にどうやって英語を勉強したか
をお話しします。
目次
大企業入社に向けて学生時代に磨いた英語力・英語の勉強方法
最初にお話ししておきますと、大企業への入社に向けて高い英語力は必須ではありません。
実務で必要に迫られてから頭と身体で覚えるというのもありです。
基本的に読む・話すができれば、少なくとも国内で働くエンジニアとしての仕事は成り立ちます。
ただ、英語力を活かして活躍したいと思っている人は、学生時代から勉強しておいた方がいいですよ!
英語力を活かすというのは、読む・書く・聴く・話すがすべてできる人材になるということです。
私がそうなるために学生時代にやってきたことを書きますね!
英単語を勉強する・英単語を見たらモノをイメージできるようになる
大学4年生のときに大学院の入試に向けて、英単語を覚える必要があったので英単語帳を買って覚えました。
というかこのときは、大学入試の勉強で覚えた英単語を思い出す感じでしたね。
そこで英語の感覚を取り戻したのをきっかけに、色々な場面で出てくる英単語を意識して覚えるようにしました。
・街中の広告
・テレビ
・大学の研究室で読む論文
など、色んなところで英語に触れる機会がありますよね。
日々触れる英単語を覚える習慣を身に付けることで、英語力は間違いなく高まりました。
なお、新しい英単語を覚える時って、最初日本語訳を覚えながらインプットするじゃないですか?
それを徐々に、英単語を聞くだけでモノをイメージできる状態にすると効果的です。
何を言っているかと言いますと、例えば「Apple」って英単語を覚えるときは、最初は以下のプロセスを踏みます。
「Apple」という英単語を見る ⇒ 「りんご」と日本語に変換する ⇒ モノのイメージが頭に浮かぶ
上記の、日本語に変換するプロセスを飛ばすという意味です。
「Apple」という英単語を見る ⇒ モノのイメージが頭に浮かぶ
このように英単語を見たときに、モノがイメージできる状態になればネイティブに近付いていると言えるでしょう。
厳密には英語は日本語にはなりません。英語は英語で捉えるのが正しい姿です。
英単語を見てモノがイメージで浮かようになるためには、何回も繰り返し単語を覚える必要があります。
TOEIC の勉強をする
大学院生になってから、TOEIC の勉強をするようにしました。
TOEIC はリーディングとリスニングが試される試験です。
私はリスニングが苦手だったので、対策として毎日英語を聴くようにしました。
リスニング用の教材はたくさんありますが、私は NHK のラジオ英会話を使っていました。
2~3人で行う1分くらいの会話が、いくつも収録されている教材でした。
最初は全く聴き取れないので、テキストを見ながら聴くのです。
上記の方法で1~2ヶ月間、毎日1話聴くペースで勉強したら、今度はいきなりテキストを見ずに聴くようにします。
それで聴き取れない箇所があれば、テキストを見て確認し、完璧に聞き取れるようになるまで繰り返し聴くようにします。
これを繰り返していると、最初は全然聴き取れなかった英文が、徐々に理解できるようになっていきます。
「毎日寝る前にリスニングの練習をする」など、時間を決めておくと継続できます。
リーディングに関しては大学入試など過去にも経験があったので、基礎はできていましたが、TOEIC ではすらすら読めるようにならなければなりません。
早く英文を読めるようになるために、問題集を何回も解きまくりました。
このようにリスニングを克服することに重点を置いた対策をしたところ、一番良かったときで TOEIC 730点ほどの点数を取ることができました。
会社に入社した段階で、TOEICの点数は同期の中で上位1割に入っていました。
大学院の研究で英語文献をかなり読み込む
大学院生になって、教授から英文の工学専門書を与えられ、日々読むように言われました。
大学の講義のテキストよりも難しい内容が、英語になっているという苦行でした。
また、自分の大学院での研究テーマに関係がある英語の文献をたくさん読み漁りました。
自分の研究を進めるためには知識の習得が必要なのです。
これらの専門分野の書物を読むときに辞書は必要ですが、だんだんと慣れて辞書をほとんど使わないでも読めるようになって行きました。
専門用語をかなり多く覚えたほか、英語を読んで英語のまま理解できるようになりました。
英会話教室のグループレッスンを受ける
英語ができる人って言ったら、ペラペラ話せるというイメージがありますよね?
英語が話せると、大企業の中でも一目置かれます。
私は、大学4年生の途中から大学院卒業までの2年半、英会話教室に通いレッスンを受けていました。
英会話教室は先生と一対一で教わるマンツーマンレッスンと、受講生が複数人いるグループレッスンの2つの形式がありましたが、私はグループレッスンを受けていました。
なぜグループレッスンか? と言うと、友達がほしかったからです。
英語を身に付けるという同じ目的を持った人と仲良くなって、勉強できたので当時の私にとって英会話教室は楽しい場所でした!
話す練習をせずに話せるようになることは無いので、英会話はお勧めです。
風呂で一人英会話をする
英会話教室に通えば話す練習はできますが、授業の時間は限られています。
すらすら話せるようになるためにはもっと練習が必要と考えて、風呂で一人で英会話の練習をするようになりました。
一人二役で、ブツブツと英会話をするのです。
例えば「旅行のことについて話す」など、毎回テーマを決めて取り組むと効果的です。
英語を話せるようになるためには、とにかく口を動かすことですね!
海外ひとり旅をする
日頃、英会話教室などで鍛えている英語を実践の場で使えるようになりたい、と思い海外にひとり旅で出かけました。
なぜひとり旅かと言うと、友達と一緒に行くと、結局身内で話してしまって何の練習にもならないと思ったからです。
自分一人だと、分からないことがあれば英語で他人に聞くしかありません。
できる限り、英語を使う環境に身を置くことが大事なのです。
タイ、スイスなどに10日以上一人で滞在しました。
私の旅は、行きと帰りの航空券だけを取り、宿は予約せずにとりあえず現地に向かうというものです。
そして、行き先は日ごとに決めて移動して行きました。
宿もユースホステルなどの安宿を、その日ごとに探していました。
そうなると、分からないところがたくさん出てくるので、色んな人に教えてもらいながら凌ぐことになります。
英語でコミュニケーションを取らざるを得ない状況になるのです。
実践で英語を使うことで練習になりましたし、課題も見つかったりしてその後の勉強にも繋がりました。
大企業入社前に英語力を高めておいた成果
他の同期と比べて、入社前から英語の準備はできている方でした。
学生時代に英語の勉強をしておいて良かったと思っています。
大企業の新人でも学生時代からちゃんと英語を勉強している人は少ないのです。
入社時のTOEIC の点数が良かったことで、最初から英語ができるヤツと思ってもらえました。
入社してかなり早い段階で、英語の資料の作成を任されるようにもなりましたし、海外のローカルスタッフと英語で電話会議を行うこともありました。
また、海外のメーカーの偉い人の前で英語のプレゼンを行う機会を与えられた経験は大きかったです。
詳しいことはこちらの記事↓ に書いてありますので、参考にして下さい。
まとめ
私自身が、大企業への入社に向けて、学生時代にどうやって英語を勉強したか
をお話ししました。
今思えば、学生時代からけっこうちゃんと英語を勉強してきたと思います。
会社に入ってからそのメリットを感じることは多かったです。
高い英語力は必須ではありませんが、身に付けて損はありません。
是非、やってみて頂きたいです!